Q & A

ここでは皆さんからの質問に対して私なりの考えをお答えします。


Q1:中学生 初心者
蹲踞の時上体がフラフラしてうまくできないのですが。
A1:両膝を大きく開き、お尻は両足の踵の上方に少し浮かすようにして、体幹の背筋を伸ばすようにすると安定します。


Q2:現在4段 少年剣道の指導者
連盟稽古でも、先生方何人にも「剣先の攻めがない」「剣先に気持ちが入っていない」等、攻め、剣先についてのご注意を戴いておりますが、私としては一生懸命剣先で中心を取り、いつでも打つ気持ちで攻めているつもりなのですが、何が足りないのでしょうか?私は現在4段です。
A2:先生の稽古を見ていないので的確な助言はできないと思いますが、原因として考えられるのは大きく二つあります。一つには「剣先で中心をとったつもり」でも、それが小手先だけの取り方になっていないかと言うことです。二つめには剣先の効果というのは腹(又は腰)を中心にしてその力が剣先に伝わるのですが、胸から肩にかけて力が入っているのではないかと言うことです。気迫や剣先の強さは臍下丹田に力が入り、左腰の安定が左拳の安定を生みます。また、剣先で中心をとる際に左拳が中心から外れたら、腰の力が左拳に伝わりません。一つ質問ですが、左拳は基本通りの位置に常に置いていますでしょうか。正しく置いていれば握りも正しくなり、小指、薬指、中指の握りの力配分がうまくいっていれば剣先に強さは出てきます。もっと効果を出すためには「いつでも打つ気持ち」ではなく、「いつでも打てる」気持ちと構えの体勢が必要です。いつでも打てるとは、相手の動きにより即打突に行くことができると言うことです。そのためには左足、左膝、左腰、左肩、左肘、左拳が一連の繋がりを作っていないとうまくいきません。構えをもう一度見直してみてください。そして無駄な、無理な動きなしに構えた状態から素直に技が出せるかどうか確認してみてください。

Q2:現在4段 少年剣道の指導者
高段者の方に稽古を戴き相面になると、私の面は身体をさばかれていつも空を切ってしまいます。
先日、試しに相手のさばく方に打ったら当たるようになったのですが、これでは単に当てただけで、正しい打ちとは思えません、打てるようになるまで空を切っていたほうが良いのでしょうか?
A2:答えはNoです。相手が捌く方向に打つというのも一理ありますが、あまりいいことではありません。また、打てるようになるまで空を切っていてもいいことではありません。なぜ体をさっばかれるのか、原因を考えて稽古されるといいと思います。相面で相手に体を捌かれるのは先生の起こりが分かるからです。すなわち先生が打つ気になっている気持ちをよまれているのです。逆にもう少しがまんして相手の起こりにあわせて打つようにしたらいいと思います。打つ気が相手によまれているのです。「タメ」という言葉を聞いたことがあると思いますが、タメるとは相手を攻めながらぎりぎりまで相手の反応を見ていることです。そのがまんができていないのではないでしょうか。1で述べたように、いつでも打てる体勢でがまんすることです。そのがまんができないと5段以上になることは難しいと思います。。高段者(6段以上)にはそれができています。攻め勝って打つというのはがまんができなくてはできません。また相手を引き込んで打てる腹ができていないといけません。そのためには、応じ技をいくつかできないと腹ができません。気持ちとしては、いつでも打てる状態を作っておいて、「さあ打って来なさい」、打ってきたら出端を押さえるよ、又は応じるよ、「打ってこなかったら」こちらから打っていくよ、と言った状態で、がまんしながら攻めていくのがいいと思います。
 先生と稽古もやり、また見ていればもっと適切な助言ができると思いますが、とりあえず私の今までの経験と目的意識をもってやってきた考えからお答えしました。以上の助言で分からないところがあったら、またメールをください。

Re:ご多忙中ににもかかわらず、早々のご示唆ありがとうございます。剣先の攻めについては、まるでご覧になられていたかのような、ご教示です。いつも剣持先生に「肩の力を抜きなさい」と言われておりますが意味が理解できました、剣先も形で中心を取っているつもりなのですが、上半身に力が入っているので腹(腰)からの攻めになっていない事と思いますので肩の力を抜く工夫をしてみます。左拳はいつも中心に置き、相手の攻めにも動かされないように気をつけていますが、腰との連携と言う意味では、気がつくと垂ネームがそっぽを向いている(左腰が引けている)ことが時々あります。(それで打っていくと右半身、右手で打ってしまうのかも知れません、これも時々ご指摘いただくことが有ります)剣先と左拳を中心に置いても土台の腰(臍)がそっぽを向いて攻めになっていないようです、いつも稽古前に鏡で構えの点検はするのですが、肩の力みと言い左腰の引けと言い、結局相手に攻められ構えが崩されていると言うことと理解されますので、明日の稽古から基本に返って、構え、気の持ちようを研究致します。我慢、ため、は難しいです、ためができないので、自分の間に入られると我慢ができず不充分な状態で打ちに出てしまっているようです、ためを意識すると居付いてしまうようで中々難しいですが研究致します。おっしゃる通り、私は応じ技ができませんので、相手から行動を起こされると応じられないので「さあ打ってきなさい」と言う心境には中々なれず我慢ができません、応じ技の稽古もしていきます。身体をさばかれると言うことは、起こりが分かると言うことですか、これも肩の力と関係が有るようで、以前「肩に力が入っているから起こりが分かる」とご指摘戴いた事が有ります。どうも私は上半身で剣道をしている事に気づきました、子供を指導していながら、自分でも悩みながらで、お恥ずかしい次第ですが、明日からの稽古でご示唆戴きました内容を一つずつを乗り越えて行きたいと思います。
このような長文での、ご指導を戴けるとは思いませんでした、たいへん勉強になり自分の稽古の課題が具体的に明らかになって参りました。


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