やぶにらみ仏独カップル



ドイツとフランスが仏独カップルとか独仏カップルと言われて久しい。戦後両国がお互いの長所を伸ばし、短所を補完する、両国で2度と戦争は起こさないなどなど理由は多くあるがECEUを創設した。欧州各国を統一市場にする、米国に対抗できる大マーケットを目論む。理想は素晴らしいが本当にうまくいくだろうか。通貨は統一する、域内関税は0にするなどはよいとしても、それぞれの民族の歴史・文化は異なる。外交・防衛は何処まで協調できるか、財政・金融を国別に何処まで縛るのか、社会制度もかなり異なる、どこまで統一するのか。Made in GermanyMade in EU になるのか。

通貨を変換するのは面倒だ、ユーロに通貨統一すれば確かに簡単になる。旅行者は国境こえで時間を取られ、金勘定が大変だった。それだけか、貿易決済、通貨変動対策にも効果があるだろう。しかしITがこれだけ発達した今、国境・税関にATMをおけば済む問題でもある、決済また変動対策にしてもソフト開発で解決できるものが大半であろう。言語は統一してない、これは5ヶ国語を標準である、英語が世界公用語になっている現在悩ましい問題だ。独仏カップルともてはやされるが思いつくままそれこそ藪睨みで独仏比較をしたのが下表である。隣の国同士、よくもこれだけ違うものかとあきれる。

                  やぶにらみ 独仏比較

項目 ドイツ フランス
気質 質実剛健 快楽主義
勤勉 信頼性あり いい加減 信頼性乏しい
規律正しい 規律嫌い、守らない
マニュアル守る マニュアル嫌い、守らない
鉄道、バスの時間はあてになる 鉄道、バスのじかんはあてにならない
鋪道の信号守る 鋪道の信号まもらない
食事 夕食短い 献立簡単 19時ごろ 夕食長い 献立豊富 21時ごろ
ビール ビアホール ワイン カフェ
掃除 窓ガラスはピカピカ 台所きれい 窓ガラスは汚れている 台所は汚い
初等教育 個性尊重 午後スポーツ 形式的 午後遅くまで授業
宗教 プロテスタント多い カトリック多い
複数の宗教教育を認める 学校教育ではイスラム教は教えない
イスラムのスカーフをつけて授業は問題ない スカーフをつけて授業は不可
宗教税あり 所得の約10% 宗教税なし
死刑制度 あり 廃止
政治家の年収 首相 2800万円 大統領 2.2億
政治制度 地方分権 中央集権
言語 ドイツ語が母語の国は少ない フランス語が母語の国は世界40カ国 約1億人
電話盗聴 不可 当局の自由
ストライキ 少ない ストライキ大国 警察官・電気・ガス・高校生・・・
植民地 少ない かっては植民地帝国 植民地博覧会あり
在住外国人 トルコ人多い アルジェリア モロッコ チュジニア多い
海外事務所 148 1300
医療保険 国民皆保険  医療保険はあり
外国人の国籍 血統主義 出生地主義
核戦略 核装備なし  核装備
イラク戦略 化学兵器開発協力 核兵器開発指導
兵器輸出 世界の4% 世界の8%
海外派兵 少ない 海外派兵大国
原子力発電 中止 多い
環境対策 ごみ分別 風力発電 関心薄い 風力発電少ない
高速道路 アウトバーン 無料 有料
文化 音楽家 文学者多い 画家 思想家 哲学者多い
文化予算少ない 文化予算 一般会計の約10%
映画 TV ビデオ 自由化 「文化」非自由化
音楽 クラッシック コンチネンタルタンゴ シャンソン ムードミュージック
宝塚の「すみれの花」は「白いニワトコの花」 ドイツのニワトコが「白いリラの花」に変る
売春 あり ハンブルグのレーパーバーン 職業娼婦からコールガールまで
1人当公園面積 ベルリン 27.4平米 パリ 11.8平米
下水道普及 92% 79%
千人当住宅 7.1戸 5.9戸


 このようにドイツとフランスが異なるのは何故だろうか、宗教、母語、教育などから気がついたことをまとめてみる。

1 宗教が違う

仏はカトリックの長女、優等生といわれ、独はプロテスタント国といわれる。宗教がその国の風土つくりに果した役割は大きい。カトリシズムの国、例えばイタリア、フランス、スペイン、ポルトガル、ポーランドなどは、どちらかといえば産業革命の波に乗り遅れ経済成長は低かった。ドイツ、北欧諸国、オランダなどは、ルター、カルヴァンなどによる宗教改革後、プロテスタンティズムを取り入れ、イギリスの産業革命の波が伝播するや、いち早くその波に乗り経済発展をなしとげた。

プロテスタントとカトリックを比較すると下表のようになる。

 

プロテスタンティズム

カトリシズム

職業観

働くことは尊い

あくせく働きたくない

勤勉と倹約

奨励する

余り関心はない

奉仕の精神

商工業で金儲けは神への奉仕

神への奉仕は教会と司教の職務

改良・改善

進取の気性でとりくむ

保守的・抑圧的・形式的

 

教会

質素
オルガンと賛美歌で参列者の主体性あり

豪華
宗教画・彫刻・ステンドグラス司教により教化され参列者は他動的

話はそれるが職業、倫理観などがちがう、それが資本主義的な発展を左右するというマックス・ウエーバーの「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」はプロテスタント礼賛で余りにも有名。日本でも大塚久雄先生他マックス・ウエーバー派は大勢いる。近年羽入辰郎先生の東大博士論文ではルター以来の「使命感」「倫理観」について論証の不当さを指摘している。「マックス・ウエーバーの犯罪」なる本もでた。学問の世界は良く分らないが、依然として脱亜入欧、語学力を生かして学の蘊奥を究める、それが博士の値打ちみたい。文科系でも世界を股にしたオリジナルなものを求めて羽ばたかないとノーベル賞的なものは出てこないではないか。宗教の違いだけが資本主義的発展に寄与したことではないかもしれないが、人文科学的な総合的な解明がまたれる。発展途上国、未開の国が今後先進国並になるのに必要な要件整備に役立つであろう。
 フランスでも16世紀には約200万人、人口の約10%のプロテスタントがいてユグノーと呼ばれた。しかし迫害・弾圧され17世紀には100万人、信教の自由を認めたナントの勅令が廃止になってから約80万人、人口の約4%にまで減少した。カトリックへの改宗者も増え現在のフランス国内ではプロテスタントは約1.5%。

国外への亡命者は約20万人、オランダ56万、イングランド4〜5万、ドイツ2〜3万、スイス2万、アイルランド・アメリカ1万と多方面に及ぶ。ユグノーは勤勉で向上心が強く働き者だった。貴族だけでなく農民、商工業者、商人などフランス経済でイノベーター的役割を果した人が多かった。亡命するような人は志が高く、技能・技術に自信のある人に違いない。
 フランスの織物工業他の諸工業、商業、金融業などの実力者が亡命した各国では、ユグノーがきたことにより、さらに産業、商業、金融業が栄えた。それにひきかえ資本主義発展の実力者を失ったフランスは経済的発展が遅れることになった。イギリスが産業革命を世界に先駆け起こすことができたのもユグノー亡命者の活躍が促進したと言えるだろう。オランダは当時金融業で栄えていたが、ユグノーの活躍によりさらに伸長することになった。ドイツは後進国であったため、ユグノーの技術・技能がすぐには生かされなかったが、指導的な立場でドイツの諸工業の発展に寄与することになった。

参考文献 金哲雄 「ユグノーの経済史的研究」ミネルヴァ書房 2003

2 母語が違う

 母語とはMother Tongue ,母から教わった言葉で、それぞれの地方の歴史と伝統がある。しかし「国」ができてから国語になり、国威発揚に利用されるようになった。漢語は中国語、朝鮮語は韓国語、政治の影響を受けている。ロシア語はソ連語にはならなかった、英語はアメリカではアメリカ語にはならなかったという例もあるが、母語は民族の文化の象徴であり、国家という権力に屈服するのは許しがたいことだろう。植民地侵略により母語が脅かされた国は数え切れないほどである。

フランス革命の「自由・民主・友愛」はあまりにも有名だが、こと言語、母語に関しては自由とはいえない。フランスではフランス語以外の言葉が喋られている。ブルトン語、バスク語、カタロニア語、フラマン語、ドイツ語、プロヴァンス語を含むオック語、コルシカ語などフランス国民の2〜3割がフランス語以外を使用しているともいわれる。実態が今一つ分らないのは、フランス当局は言語の実態調査を頑なまでに拒んでいるからからである。戦前はフランス語以外の言語は許可されなかったが、1951年になりブルトン、バスク、カタロニア、オクシタンは公式に教育が認められるようになった。なぜかコルシカ、アルザス・ロレーヌ、フラマンなどは認可されていない。

もとをたどると中世フランスでは北部地方はオイル語、南部地方はオック語だった。オイル語がオック語より優勢になったのは聖書のプロヴァンス語翻訳による伝道活動が活発に行われたことと、南部地方がローマ教皇の圧制で荒廃したことがあげられる。フランソワー1世は16世紀勅令を発した、ラテン語を排撃し、フランス語を普及させるため「朕の言語は国家の言語」として王様言葉を国民に強制した。そのため母語のオイル語、オック語は公式には使用不可能になった。

ルイ14世の時代にもフランス語の洗練・浄化活動する組織が作られ、フランス文学者が総動員され普及活動がおこなわれた。そのためかフランス語は世界で一番知性的な言語と言われるようになった。フランス語が優雅、繊細、理性的、知的と賞賛されるのに対してドイツ語は粗野、朴訥、音楽的、絵画的ともいわれ、またフランス語は都会的なのにたいして、ドイツ語は田舎的とまで揶揄される。

ドイツのプロイセン大王・フリードリッヒ2世はヴォルテールを自分の城に招きフランス語を喋り、フランス文化を愉しんだ。ロシアのエカテリーナ2世はディドロを招いて花の都パリの実情を研鑚した。当時は欧州文化の中心はフランス、特にパリでフランス語がもてはやされるのは当然かもしれない。

18世紀ドイツのベルリンアカデミーの懸賞論文募集「なぜいまフランス語か」に面白い言葉がある。「明晰でないものはフランス語ではない。明晰でないものは英語、イタリア語、ギリシャ語、ラテン語」当然のことドイツ語は入れてない。

フランス革命後も言語の自由はない、国民の言語の平等性が優先する。「政府も思想も風俗も革命した、残るのは言語だけだ」というが、フランス語強制策、言語検閲制度はなぜか革命の対象にはされなかった。そのほうが為政者には都合が良かったのであろう。

ドイツは国の生い立ちからしてフランスと違う、19世紀まで40の独立した州からなる連邦国家である。ドイツ帝国になっても40の文化・言語があったわけだが、1871年普仏戦争に勝利してから国家としての言語の統一の必要性がでてきた。しかしそれ以前にルターが聖書のドイツ語翻訳を完成し、印刷機の発明もあって、ルターのドイツ語聖書が伝道活動に弾みをつけた。そのこともありルター・ドイツ語がある程度標準語になっていた。南部の高地ドイツ語、北部の低地ドイツ語、その他方言もあるが、標準語は高地ドイツ語=ルター・ドイツ語が基本であり、文学作品などは殆ど高地ドイツ語である。

ドイツ語の純化運動も19世紀起こり、フランス語など外来語を700語ドイツ語に言い換えることが薦められた。しかし全ドイツ言語教会は言語的排外運動反対活動を知識人中心におこした。その声明文に曰く「我々はいかなる国家の言語の取締機関であれ、言語の達人であれ、何が正しいかを権威をもって決定することを認めず、また望まない。自由をもって成長したドイツ語は外来語で馴染むものは馴染む、馴染まないものは滅ぶ、ドイツ語はそれほど貧しくない。」その心意気たるや壮なるものがある。

戦後ドイツ、フランスほか各国に戦勝国、敗戦国たるとををとわず英語が入ってきた。その対応策もお国柄がでている。西ドイツのハイネマン大統領曰く「フランスのようにお上の規制で英語を排撃しないが、一人一人がなるべくドイツ語を使って欲しい。教養ある階層と広範な大衆に言語で溝ができるのは望ましくない、溝は民主主義の大敵である」 言葉の民主主義を説いている、さすがは大統領、感服する次第。

参考文献 田中克彦「ことばと国家」岩波新書 1987 なぜかこの新書は絶版? 良書の岩波が泣くというもの。

3 教育のシステムが違う

 ドイツは幼稚園の3年は任意だが、その後義務教育が9年間、職業につくものは職業学校に進まなければならない。大学進学者はギムナジユウムに進み試験をへて大学に入学する。大学はほとんど国立、私立は極めて少ない、授業料は無料である。国立といっても州立のようなもの、好きな学科を選んで各地の大学を渡り歩くことができる。授業料が只といっても何年も大学にいるわけにはいかない、徴兵制があるからサボってはおれない。ゲーテの「ウイルヘルム・マイスターの遍歴時代」にみられるようにマイスターとして手に職をつけるにしろ、大学を出てエリートになるにしろ「遍歴」が人生の修業になるという風土は残っている。最近は遍歴者が少なくなっているそうだが。

フランスは中央集権国家であり、教育もエリート養成機関であるグランド・ゼコール他有名なところは授業料が無料なだけではない、手当てがでるところもある。卒業すれば中央官庁の幹部、地方のトップになる。戦前の日本の東大卒、自治省、知事というのに似ている。幼稚園は自由だが義務教育は10年、1週間に27時間という長時間の詰込教育、フランス語の時間が1/3と多いのが特徴。学校外の宗教教育のため水曜日は休校、行くか行かないは自由である。高校では「哲学」の時間がある、最終学年では1週間に理科系でも3時間、経済学系5時間、文学系8時間とやたら多い。戦前の日本の高等学校では理科系でも哲学の時間はあり、論理的に物事を考える訓練はできた、戦後はアメリカ式教育でなくなった。

高等学校卒業後エリートコースに進むには厳しいバカロレアという選抜試験をパスしなければならない。バカロレアには「哲学」が必須、驚くことにテーマをもとに4時間で5枚の論文を書かねばならない。○×の解答ではない、訓練されていないととても書けない。例えば「正しい先入観はあると思うか」のテーマを選ぶと、正しいとは何か、先入観とは何かの知識を書くだけではない、正論、反論、結論と論理的な思考展開を書かねばならない。このフランス流の「哲学教育」はエリート育成には必要とは思う、若い頭が柔軟なときに徹底的にしごくのは意味がある。日本の文部省自慢のゆとり教育では世界を舞台に羽ばたくエリートは育たない。

面白い学校もある、ナポレオンが創設したエコール・ポリテクニク(国立理工科学校)、もともとは軍隊の学校だが卒業者は軍人だけではない官僚、民間企業と多彩である。1学年400人、全寮制、17/月の手当て、しかし入学するには頭が良いだけではダメ、体育のテストがある。しかも半端ではない、5種目もある、千m、百m、砲丸投げ、走り幅跳び、水泳。フランスは国民皆泳の国だから金槌はいないにしても、青白き秀才は落っこちる、文武両道のエリートだけが合格できる、世界一の淘汰の門である。7月14日の有名なパリ祭は軍事パレードである、シャンゼリゼ通りを黒い制服を着て歩む、フランス革命以来の栄誉。旗はナポレオン作成の「祖国、科学、栄光」の校旗、因みに唄う国歌は典型的な軍歌である。

能力あるものを選抜、育成するのを国家が国費でやる、卒業後は地位と高給が保証される、ノブレス・オブリージュ(高貴な地位のあるものの奉仕の義務)は身につくのかもしれない。しかしフランスでは能力主義を反省し平等主義・機会均等をめざし小中学校のカリキュラムを共通に統一したりしている。しかし「総合教育、工業教育、職業教育間に序列はつけない」というのも実態はうまく機能していないようだ。

公教育の場でイスラム系の女性徒のスカーフ禁止問題はライシテ(非宗教性)として画一的・形式的という批判はある。ドイツ、オランダ、イギリスなどは寛容である。それぞれの国の歴史がある、教育とてEUは同じというわけにはいかないであろう。


 独仏に英国を加えて比較

ナポレオンは別にしてフランスは普仏戦争ほかドイツには戦争では勝てなかった。英国とも植民地戦争では勝てない、英仏百年戦争以降戦争でも勝てない。しかし欧州ということでは英国の存在価値は老大国とはいえかなり高い。英・独・仏を比較したのが下表である。武器輸出、核弾頭・核実験などお国柄が現れている。


                やぶにらみ英・独・仏比較表   ○は世界の順位

項目 英国 独逸国 仏蘭西国
武器輸出 11.3億ドル 6.8億ドル 12.9億ドル
軍事費GDP比率 2.50% 1.50% 2.60%
核弾頭 185発 - 348発
核実験 45回 - 210回
ODA実績 45.8億ドル 49.9億ドル 42億ドル
HIV エイズ 3.4万人  0.1% 4.1万人  0.1% 10万人  0.3%
エネルギー依存度 △17% 60% 49
消費税率 17.5% 食糧0% 16%  7% 19.6% 5.5%
穀物需給率 88% 132% 176%
水産物消費量 14.6kg/人 31.1kg/人
世界売上高上位50社 Cシェル     石油 Fダイムラークライスラー 自動車 Mトータル 石油
DBP       石油 Kアリアンツ         保険 29 カルフール 小売
     - Sフォルクスワーゲン   自動車 31 AXA 保険
47 ドイツ銀行        金融 42 ビバンディ メディア
49 ミュンヘン保険     保険
自動車業界      - Cダイムラーグループ  Dルノーグループ
EVWグループ FPSAグループ
航空業界 DBA  Fルフトハンザ Eエールフランス
日本人海外旅行 77.7万人 36.6万人 72.8万人
海外在住日本人 5.1万人 2.8万人 3.0万人
インターネット普及 3千400万人  56.9% 3020万人  36.4% 1697万人  28.4%
宇宙開発ロケット 33個 33個 43個
ノーベル賞受賞者 A96人  平和賞8人 B76人 平和賞4人 C50人 平和賞9人
オリンピック・メタル C 689個 B 690個 D 672個
文化交流・海外事務所 120箇所 150箇所 1300箇所
       「今がわかる時代がわかる世界地図2004」 正井泰夫監修 成美堂 より抜粋 



   英独仏に日本と米国を加えて比較

世界というものの見方で、独仏を米・日・英を交えて主として大企業の時価総額で比較したのが下表である。軍事は米国のダントツの一人勝ちだ、多くの業種で50%以上のシェアーを稼ぐ。日本は自動車・部品、エレクトロニクス、鉄鋼・金属で世界の覇者である。英・独・仏は世界の2割以上のシェアーの業種はない。ドルは下がり、双子の赤字で悩む米国だが、多国籍企業で世界をまたに稼いでいる。独仏カップルを束にしても米国はもとより日本にも勝てない。英・独・仏が束になっても米国の敵にはならない。企業の株式時価総額とかGDPだけが国の評価基準ではないにしても余りにも格差がありすぎる。


         米・日・英・独・仏の経済力比較  

項目 単位 % 米国 日本 英国 独国 仏国
 世界GDP 構成比 % 37 13 6 8 6
 世界株式時価総額構成比 54 9 10 3 4
 主要業種時価総額構成比 67 16 9 4 3
   医薬・バイオ 62 5 14     - 4
   通信・サービス 33 9 18 5 4
 IT ・ ハード 71 7     -     -     -
   石油・ガス 46    - 19     - 9
   銀行  42 5 16     -     -
   自動車・部品 22 45     - 17 7
   エレクトロニクス 18 39     - 11     -
   鉄鋼・金属 25 30     -     - 7
   化学 40 19     - 13     -
   航空・防衛 81    - 10     - 4
   飲料 67 4 15     -     -
   食品 39 6 11     - 5
   小売 79 6 8     -     -
   コングロマリット 79 6     -     -     -
   電力 57 16 5     -     -
   ソフト・コンピューター 86 5     - 5     -
 労働生産性 
 90年後半ー前半
1.1 -0.9 -1.2 -0.2 -1.3
    2004年「変わる世界と動き出す日本」   野村證券より抜粋  


経済は重要で地域で協調体制をとることは理想だが、手かせ足かせがありすぎうまくいかないことが多いのではなかろうか。中国の台頭を中心に亜細亜統一市場の考えもあるらしいがうまくいくだろうか。民族の歴史・文化を大切に、自由・民主を推し進める、ことは短兵急に運ばないのが得策のような気がする。それぞれの国が自主独立で生きることを模索する、あまり援助に頼らない、気概あのある国になってもらいたいし、そのように指導すべきだろう。

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